ゆ:たぁくんたぁくん、ピーラーって使う?
た:使うよ。
ゆ:私、ピーラー使わんわ。
た:あ、そうだね。確かにゆっちゃんは包丁で剥いてるイメージある。
ゆ:包丁の方が早いもん。
た:なるほど~。せやなぁ、ゆっちゃんレベルにもなると、確かに包丁使ってくるくるーっと野菜とか剥いた方が早いかもね。ただ、俺はそういう訓練というか、練習をしてないから、俺が包丁で人参とかじゃがいもとか剥いたら、遅いし時間かかるし、途中でブツッと切れるし、皮じゃなくて実の部分まで多く削ぎ落しちゃうんだよね。だから、俺みたいな人はピーラー使った方がうまくいくし、早いかな。簡単やし。
ゆ:え?たぁくん、人参の皮剥くの?
た:剥くよ。
ゆ:私剥いてないわ。
た:あ、そう言われればそうかも…。
ゆ:だって人参の皮なんて剥かんでも変わらんくない?私はめんどくさいからしない(笑)。それに、あの皮と実の間に栄養がすごくあるんよ!だから剥かない。大丈夫!まぁちゃんにも生まれてこのかた、人参剥いてないことバレてないから(笑)。
た:(笑)。
ゆ:あの子は、「人参っていうのはこういうもんだ」と思ってると思う。
た:そかそか(笑)。
~
ゆ:たぁくんは、人参剥いてないとやだ?てか、気付いてた?
た:うん、気付いてた(笑)。だけど、別に剥いてなくても何とも思わないな。「あ、剥いてないな~。」って思うだけ。それ以上のことは何とも思わない。イヤとかそういう感情はまったくないよ。
ゆ:そうなんだ。
た:そりゃ、例えばアボカドとかそういう、なんて言うん、皮がすげぇ繊維質で硬かったりとか、すげぇ皮がぶ厚かったりとかで食感が大きく損なわれるやつとかを、皮を剥かずにそのまま食べましょうって言われたら、「いやいやそこは剥こうか。」ってなるかも知れんけど(笑)。でも人参って、皮あっても食感とか別に変わらんやん。
ゆ:変わらん変わらん。
た:うん。
ゆ:まぁそういうのって、家庭によりけりよな。たぁくんちでは、剥いてたってことでしょ?私は家が農家やから、余計に「残さず食え。もったいないけん。」みたいなのはあったよね。「食べ物のありがたみを…」みたいな。
た:あーなるほど。そういうのもあるかぁ。
ゆ:まぁちゃんがまだちっちゃかった頃に、子ども会の行事で、カレーか何かを作る時があったのね。その時に、ママ友3人で野菜を切ったりしてたんだけど。そのうちの1人は、私と同じで人参の皮を剥かない派の人だったの。「人参って皮剥きます?」「いや、剥かんよ。」「だよね~。」みたいな。
た:ほうほう。
ゆ:んで、皮剥かずにそのまま切って出したら、もう1人のママ友さんは、皮剥く派の人で、「えっ!?これって皮剥いてないんですか!?」ってなって(笑)。「ハイ剥いてません。」で通したよね(笑)。
た:どっちが正解とかではないよね。
ゆ:そうよ。そりゃあ、例えばめっちゃ高い和食の料理屋さんとかで、剥いてない人参が出てきたら、「いやいや剥こうよ。」ってなると思うけど。こちとら家庭料理ですから。別にお金取るわけでもなし。お腹に入れば何でも一緒。
た:せやな(笑)。
~
た:でも、アレやな。このままいったら、まぁちゃんが大人になって彼氏できた時に、彼氏にカレーとか作って、その時に彼氏に「え?お前、人参の皮剥かねえの?」とか言われそうだな(笑)。
ゆ:そんなん言う彼氏は成敗してやる(笑)。だいたい日本人ってまだまだ普通に男尊女卑よね。元旦那とか歴代の彼氏にも、「お前の作った料理は生ゴミ以下だ」とか「俺の求めてるクオリティに達してない」とか言われ続けてきたし。
た:そうだねぇ。
ゆ:そういう意味ではたぁくんって優しいよね。料理の文句ひとつも言わんし。
た:いやいや、普通やで、俺は。
ゆ:そうかな?私今まで付き合った人には全員からモラハラみたいなん受けてきたからなぁ。
た:モラハラ気質の男はどこにでもおるよね。ほんとに。俺、男は飲みに行って当然みたいなノリも嫌いやわ。男は気晴らしに週1で飲みに行ってもいいけど、女は子育てと家事してろみたいな。何でお前だけ遊び行ってんねん!っていう。
ゆ:私らの年代ではそれが普通よな。まぁそういう家庭は、奥さんに見放されて、定年退職した後で離婚したりするんじゃない?知らんけど。今の若い子らはどうなんやろ。
た:今の大学生とかの若い子らは、その辺の価値観って変わってきてるんかな?気になる。
ゆ:まぁちゃんがモラハラ男連れて来たらどうする?(笑)
た:許さん。即破談や破談(笑)。
ゆ:せやな(笑)。
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