たぁくん、娘の進路について熱く語る。

未分類

ゆ:たぁくんたぁくん、あんな。こないだ夏休みに、まぁちゃんの志望校(A高校)のオープンスクールに、私ら行ってきたやんか。

た:うん。ごめんな、俺は仕事で行けんで…。

ゆ:いやいや、それはぜんぜん大丈夫なんやけどな。それでな、まぁちゃんが、弓道部にめっちゃ興味持ったみたいで。「女子部長がかっこよかった」って。あの子、弓道部に入りたいんやって。

た:おー、そかぁ。ええやん。

ゆ:うん。正直最近、A高校にほんとに行く気があるのかどうか怪しかったからね。ぜんぜん勉強せんし(笑)。

た:そうだね(笑)。これであの子のモチベーションに繋がればいいね。

ゆ:でも、私は、まぁちゃんの将来のことを考えたら、正直B高校でもいいんじゃないかなと思ってて…。B高校だといろいろな資格も在学中に取れるし、いいんじゃないかなって。

た:あー、なるほど。そうだねぇ。弓道部に入りたいからっていう理由で高校を選ぶよりは、将来役に立つ資格をたくさん取れるからっていう理由で高校を選んだほうがいいんじゃないかってことだね?

ゆ:うん、そうそう。

た:うんうん、めっちゃ分かるよ。

た:でも、これについては、なんかさ、ギャル曽根さんだったっけ?前、ネットニュースかなんかでさ。「子どもにバレエを習わせるくらいだったら、勉強して欲しい。」ってギャル曽根さんが持論を述べてて、周りのタレントさんたちから反論されてるみたいなネットニュースなかった?(※あくまでうろ覚えです。不確かな情報です。)

ゆ:あー、あったなぁ。

た:なんか、ギャル曽根さん的には、「だってバレエ習っても、それで食べていけるとかってなったらもの凄く狭き門だし、コスパが悪いじゃないですか。確証がない。それだったら勉強を…」みたいな主張だったと思うんだけど。(※不確かな情報です。)

ゆ:せやなぁ。

た:でも、周りのタレントさんたちも反論してたように、「食べていけるかどうか」で子どもの進路を決めてしまう必要はないんじゃないかなって俺は思ってて。たとえばまぁちゃんがA高校に入学できて、3年間弓道を頑張ったところで、それで弓道でメシが食っていけるとかはまず可能性としては無いわけやん。

ゆ:うん。

た:だけど、まぁちゃんが3年間、弓道に打ち込んだ経験、そこでの青春っていうのは、きっと、その後のあの子の人生において、もの凄く生活を彩ってくれる、人生を豊かにしてくれるものだと俺は思うのね。

ゆ:あーなるほど。

た:例えば、美術部とか漫研とかに入ってた子がさ。将来全員、デザイナーになったりイラストレーターになったりするわけじゃないやん?ごく普通のOLになったりする子のほうが多いと思うのよ。だけど、そういう「ちょっと絵が上手い子」とかってさ、職場でもめっちゃ重宝されたりするわけ。日常の、ほんとちょっとした場面とかで。それってその子の人生にとって、自分の「好き」を活かせる、豊かなものだと思うんだよね。

ゆ:確かに。

た:だから俺は、学生の時に頑張ったことが、別に、一切仕事に繋がらなくたっていいと思うのね。俺も軽音楽部でめっちゃバンド頑張ったけど、別に今の仕事には何一つ貢献してないし(笑)。せいぜいプライベートでギター弾き語りできるおっさん、っていうくらいのことやんか(笑)。

ゆ:まぁ家でもぜんぜん弾いてないけどな(笑)。

た:ハイ、もう何年もギター触ってません…(笑)。

ゆ:私は、絵は描けないけど、字は上手いよ!エッヘン。めっちゃ習わされたからな。

た:あぁそうそう、そういうことよ!ゆっちゃんは別に書道の先生とかではないやん。でも、字を達筆に書けるから、職場でちょっと宛て名書きして欲しい時とか、めっちゃ重宝されるよね。

ゆ:そうやなぁ。めっちゃ書かされてた(笑)。

た:去年おれが弔辞があった時も、おれ字、ぜんっぜん書けんから、ゆっちゃんにお願いしたもんね。

ゆ:そういえばそうだったね。ちゃんと褒めてよ?(笑)

た:ははーっ。その節は大変お世話になりました!

た:だから、俺が言いたいのは、「まぁちゃんには、今しか出来ないことを精一杯楽しんでもらって、その時だけしか味わえない空気感とかをめっちゃ感じてもらって、そんでその経験を肥しにして大人になってからの人生も楽しみ抜いてもらいたい」ってことかな。

ゆ:へー。たまにはええこと言うやん、あなたも。

た:たまにはって何やねん(笑)。いつもいいこと言うよ、俺は(笑)。

ゆ:まぁそういうことにしといてあげるわ(笑)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました