ゆっちゃん、もし自分が車椅子生活になったらどうするか夫に聞いてみる。

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ゆ:たぁくんたぁくん。

た:んー?

ゆ:もし私が事故とかに遭って、車椅子生活になったら、たぁくんはどうする?

た:…………………(しばらく考え込んで、)時期によるなぁ。

ゆ:というのは?

た:もし今すぐゆっちゃんが車椅子生活になったら、仕事との両立が大変やけん、どうしようかな~って思って。だって、まぁちゃんの塾の送り迎えも、いまはゆっちゃんがしてくれてるけど、それも俺がやらないかんくなるやん?だからその分、仕事もセーブして、早く帰って来なくちゃいけなくなるから…。転職するか?でもそうなると絶対収入減るから、どうやって家族を養っていくかとか考えてた。まぁちゃんが大人になってからだったら、別に何とでもなる気がする。

ゆ:そうなん?たぁくんは、イヤじゃないの?私が車椅子生活になっても。

た:いやまったく。逆にイヤな要素ある?

ゆ:だって、ぜったい負担になるし。ぜったい大変やと思う。

た:いやいや、そんなん関係ないよ。車椅子生活になろうが、どうなろうが、ゆっちゃんはゆっちゃんなわけやん。俺がゆっちゃんを愛し続けるのは変わらないし、なんの問題もございやせん。

ゆ:そうなんや。でも世の中には、嫁が障害者になったら別れるみたいな人もいるよ?

た:まぁな。そういう人もおるよな。俺が知っとる知り合いの人も、昔は健常者だったんやけど、交通事故に巻き込まれて、片足が動かなくなってしまってな。杖ついとるんやけど。それで、旦那さんが「障害者は無理。」って言って、別れたらしいんよね。今はシングルで子ども3人育ててる人いるよ。

ゆ:たぁくんは、そうはならないの?

た:ならんならん。逆にそういう奴らって、結局、自分にとって都合のいい奥さんが欲しかっただけなんやなって思う。俺の中では、マジ無い、そういう奴ら。ただの自己中野郎やん。

ゆ:そっかぁ。でも、私も、障害者やけんって差別したりするのは辞めようって思ってる。子どもの時から。

た:それは何か、そう思ったきっかけとかがあるの?

ゆ:うん。私は小さい頃から、その当時の母親が、子ども会かなにかで障害がある人の施設に連れて行ってくれたりとかしてて。障害がある人とよく触れ合ってきたのね。だから私、手話もできるし。

た:そうなんだね。それはいい経験をしてきたね。

ゆ:うん。誰がいつ障害者になるかなんて、誰にも分からんわけやん。私だって、明日、交通事故で障害者になるかも知れんわけやし。そう考えたら、障害者やけんどうこうって、バカにしたりとかするのは絶対違うかなって。

た:まぁそういう意味では俺も障害者やしな。発達障害やけん。

ゆ:そうだね。

た:逆にゆっちゃんは、俺がADHDとかASDとかで、イヤじゃないの?

ゆ:私は、例えば、「この人ADHDやけん」とか「この人ASDやけん」とかそれだけの理由で差別したりはしない。絶対に。その人にとっての生まれ持ったものなわけやん?だって。

た:うん。

ゆ:たぁくんの場合は、不注意優勢型のADHDだよね。もの忘れが強いとこあるやん?逆にそういうところを私がカバーしてあげたらいんじゃない?って思ってる。あと、ADHDの人が併せ持ちやすい特徴として、易怒があるよね。すぐ癇癪起こして、カーッとなっちゃうところ。たぁくんも、付き合って最初の頃は、めっちゃすぐキレてたやん(笑)。

た:め、面目ねえっす…。返す言葉もない。

ゆ:逆に、なんで今は怒らなくなったの?ホントに人変わったよね。

た:あー。そうやなぁ。なんて言うか…一言では言えんのやけど。確かにゆっちゃんと付き合ったばっかの頃は俺はすぐキレてた。きっと満たされてなかったんだと思う。俺、境界性パーソナリティ障害があったと思う。そういう各種パーソナリティ障害とかも、ADHDの人は併せ持ちやすいんやけどさ。でも、ゆっちゃんは、何があっても、ホントに何があっても、色々なことがあっても、絶対に俺を見捨てずに傍にいてくれた。いつでも一番の味方でいてくれた。だから俺は満たされたんだよ。今はたぶん、境界性パーソナリティ障害も治ったと自分では思ってる。だから癇癪起こさなくなったんだよ。

ゆ:ふーん。そっか。

た:うん。

ゆ:じゃあ私のお陰ってことね♪アイス奢ってもーらお。パルムがいい私!パルムな!

た:(笑)。いくらでも奢りますよ(笑)。

ゆ:やったー♪

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